Excel VBA（マクロ)『キーワード』について超簡単解説！初心者でもすぐにできる！

Excel VBAにおける「キーワード」とは、VBA言語において特別な意味を持つ予約された単語です。これらのキーワードは、VBAエンジンによって特定の操作や機能を実行するために認識されます。初心者向けに、Excel VBAの主要なキーワードについて丁寧に解説します。

VBAの基本的なキーワード

1. Sub: サブルーチンを定義する際に使用されるキーワードです。サブルーチンは、特定のタスクを実行する一連のコードのブロックです。
   

Sub MySubroutine()
    ' コード
End Sub

1. Function: 関数を定義する際に使用されるキーワードです。関数は値を返す一連のコードのブロックです。

Function MyFunction() As Integer
    ' コード
    MyFunction = 10
End Function

1. Dim: 変数を宣言するためのキーワードです。変数はデータを格納するために使用されます。

Dim myVariable As Integer

1. For…Next: ループを作成するためのキーワードです。特定の回数だけコードブロックを繰り返します。

For i = 1 To 10
    ' ループ内のコード
Next i

1. If…Then…Else: 条件分岐を作成するためのキーワードです。条件に基づいて異なるコードブロックを実行します。

If myVariable > 5 Then
    ' 条件が真の場合のコード
Else
    ' 条件が偽の場合のコード
End If

1. While…Wend: 条件に基づいてコードを繰り返すループを作成するためのキーワードです。

While myVariable < 10
    ' ループ内のコード
    myVariable = myVariable + 1
Wend

重要なキーワード

1. Set: オブジェクト変数に値を割り当てる際に使用されるキーワードです。

Set myRange = Worksheets("Sheet1").Range("A1")

1. With…End With: 同じオブジェクトに対して複数の操作を行う際に使用されるキーワードです。

With Worksheets("Sheet1")
    .Range("A1").Value = "Hello"
    .Range("A2").Value = "World"
End With

1. Select Case: 複数の条件に基づいて異なるアクションを実行するためのキーワードです。

Select Case myVariable
    Case 1
        ' コード
    Case 2
        ' コード
    Case Else
        ' コード
End Select

1. Do…Loop: 条件に基づいてコードを繰り返す別の形式のループを作成するためのキーワードです。

Do While myVariable < 20
    ' ループ内のコード
    myVariable = myVariable + 1
Loop

エラーハンドリングに関するキーワード

1. On Error GoTo: エラーハンドリングルーチンにジャンプするためのキーワードです。

On Error GoTo ErrorHandler
' コード
Exit Sub
ErrorHandler:
' エラー処理のコード

コメントに関するキーワード

• ‘ (シングルクォート): コード内にコメントを挿入するために使用されます。

' これはコメントです
Dim myVariable As Integer

まとめ

Excel VBAのキーワードは、プログラムの各部分に対して特定の命令や動作を定義するために使用されます。これらのキーワードを理解し適切に使うことで、効果的なマクロや関数を作成することができます。キーワードはVBAの基本的な要素であり、プログラミングの基礎を固めるためには、これらのキーワードに慣れることが重要です。