こんにちは!
今回は、Excelで非常に役立つ「NOT関数」について詳しく解説します。
NOT関数は、条件が「偽」である場合に「真」を返し、
条件が「真」である場合に「偽」を返す非常にシンプルな関数です。
初心者の方でも理解できるように、丁寧に説明しますので、
ぜひ最後までお読みください。
今回は「NOT関数」について
初心者にも理解できる様に
丁寧に解説をしていきます!
目次
1. NOT関数とは?
NOT関数の概要
NOT関数は、単一の条件を逆転させるための関数です。
例えば、ある条件が「真」である場合、
その条件を「偽」に変えることができます。
これにより、特定の条件が満たされない場合に
処理を行うことが簡単になります。
NOT関数の構文
=NOT(条件)
- 条件: 判定する条件。
条件が「真」であれば「偽」を返し、条件が「偽」であれば「真」を返します。
NOT関数の基本的な使用例
例えば、セルA1の値が50以上でないかを判定する場合、次のように入力します。
=NOT(A1 >= 50)
この場合、セルA1の値が50以上であれば「偽」が返され、
50未満であれば「真」が返されます。
2. NOT関数の基本的な使い方
例1: 条件の反転
例えば、セルA1の値が100でないかを判定する場合、次のように入力します。
=NOT(A1 = 100)
この場合、セルA1の値が100であれば「偽」が返され、
100でなければ「真」が返されます。
例2: 複数条件の組み合わせ
例えば、セルA1の値が50未満かつセルB1の値が100未満である場合に
「条件成立」と表示する例です。
=IF(AND(NOT(A1 >= 50), NOT(B1 >= 100)), "条件成立", "条件不成立")
この場合、セルA1の値が50未満かつ
セルB1の値が100未満であれば「条件成立」、
それ以外であれば「条件不成立」が返されます。
3. NOT関数の応用例
応用例1: 特定の条件を避ける
例えば、セルA1の値が100でない場合に特定のメッセージを表示する例です。
=IF(NOT(A1 = 100), "100ではありません", "100です")
この場合、セルA1の値が100でなければ「100ではありません」が返され、
100であれば「100です」が返されます。
応用例2: データのフィルタリング
例えば、データセットから特定の条件を満たさない行を抽出する場合、
NOT関数を使用することができます。
=FILTER(A2:A10, NOT(A2:A10 = "完了"))
この場合、範囲A2の中で「完了」でない値のみを抽出します。
4. NOT関数を使用したVBAコード
Excel VBAを使用してNOT関数を実行する方法も紹介します。
これにより、作業を自動化できます。
例:特定の値を避けるフィルタリング
Sub FilterData()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
Dim lastRow As Long
lastRow = ws.Cells(ws.Rows.Count, "A").End(xlUp).Row
Dim i As Long
For i = 2 To lastRow
If Not ws.Cells(i, 1).Value = "完了" Then
ws.Cells(i, 2).Value = "フィルタリング"
End If
Next i
End Sub
このスクリプトは、シート「Sheet1」の範囲A2から最後の行までを確認し、
「完了」でない場合に「フィルタリング」と表示します。
5. 記事のまとめ
NOT関数は、単一の条件を逆転させるための非常に便利な関数です。
条件が満たされない場合に処理を行いたい場合や、
特定の条件を避けたい場合に役立ちます。
この記事を参考にして、ぜひNOT関数を活用してみてください。
これからも一緒に学んでいきましょう!