こんにちは!
今日はExcelの最も人気のある関数の一つである
「VLOOKUP関数」についてご紹介します。
この関数はデータの検索や参照に非常に便利で、
業務効率を大幅に向上させることができます。
初心者の方でも理解できるように、
丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読みください。
今回は「VLOOKUP関数」について
初心者でも理解できる様に
丁寧に解説をしていきます!
目次
1. VLOOKUP関数とは?
VLOOKUP関数の概要
VLOOKUP関数は、垂直(縦)方向にデータを検索し、
指定した列から値を取得する関数です。
例えば、商品コードを検索して、その商品の価格を取得する場合などに使います。
VLOOKUP関数の構文
=VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法)
- 検索値: 検索する値。
- 範囲: 検索する範囲。最初の列が検索対象となります。
- 列番号: 取得したい値がある列の番号(範囲内の列数)。
- 検索方法: 一致検索か近似検索かを指定します。
TRUE(省略可)は近似一致、FALSEは完全一致を意味します。
2. VLOOKUP関数の基本的な使い方
例1: 商品コードから価格を取得
商品コードと価格が以下のようにリストになっている場合を考えます。
商品コード | 商品名 | 価格 |
---|---|---|
A001 | りんご | 100 |
A002 | ばなな | 150 |
A003 | みかん | 200 |
例えば、商品コード「A002」の価格を取得する場合、次のように入力します。
=VLOOKUP("A002", A1:C4, 3, FALSE)
この式は、「A002」を検索し、その行の3列目(価格)から値を返します。
結果は150になります。
例2: 学生の成績を検索
次に、学生の名前から成績を取得する場合を考えます。
学生名 | 数学 | 英語 |
---|---|---|
佐藤 | 80 | 90 |
鈴木 | 75 | 85 |
田中 | 90 | 95 |
例えば、「鈴木」さんの英語の成績を取得するには、次のように入力します。
=VLOOKUP("鈴木", A1:C4, 3, FALSE)
この式は、「鈴木」を検索し、その行の3列目(英語の成績)から値を返します。
結果は85になります。
3. VLOOKUP関数の応用例
応用例1: 複数シートをまたいだ検索
複数のシートに分かれたデータから検索を行う場合、
シート名を指定して検索範囲を指定します。
例えば、シート「データ」にある商品リストから商品名を検索する場合、
次のように入力します。
=VLOOKUP("A001", データ!A1:C10, 2, FALSE)
この式は、シート「データ」のA1からC10の範囲で
「A001」を検索し、その行の2列目(商品名)から値を返します。
応用例2: IF関数と組み合わせた検索
VLOOKUP関数とIF関数を組み合わせて、条件に応じた値を返すことができます。
例えば、特定の商品コードが存在する場合に価格を表示し、
存在しない場合に「商品がありません」と表示する場合、次のように入力します。
=IF(ISNA(VLOOKUP("A005", A1:C4, 3, FALSE)), "商品がありません", VLOOKUP("A005", A1:C4, 3, FALSE))
この式は、商品コード「A005」が存在しない場合に
「商品がありません」と表示し、存在する場合には価格を表示します。
4. VLOOKUP関数を使用したVBAコード
VBAを使用してVLOOKUP関数を実行する方法も紹介します。
VBAを使うことで、さらに自動化が進みます。
Sub GetProductPrice()
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
' 検索値を指定
Dim searchValue As String
searchValue = "A002"
' VLOOKUP関数を使用して価格を取得
Dim productPrice As Variant
productPrice = Application.WorksheetFunction.VLookup(searchValue, ws.Range("A1:C4"), 3, False)
' 結果を表示するセルを指定
ws.Range("E1").Value = productPrice
End Sub
このスクリプトは、シート「Sheet1」のA1からC4の範囲で
商品コード「A002」を検索し、その価格をセルE1に表示します。
5. 記事のまとめ
VLOOKUP関数は、Excelの中でも特に強力な検索機能を持つ関数です。
データベースのような大規模なデータセットから
特定の情報を迅速に引き出すことができ、
日常の業務や学業のデータ処理を大いにサポートします。
ぜひ、この記事を参考にしてVLOOKUP関数を活用してみてください。
これからも一緒に学んでいきましょう!