こんにちは!今日はExcelの便利な関数の一つであるINT関数について、
その機能と使い方を初心者向けに解説します。
INT関数は数値を整数に丸める際に使用され、
ビジネスや学術データの処理に役立ちます。
今回は「INT関数」について
初心者でも理解できる様に
丁寧に解説していきます!
目次
1. INT関数とは?
INT関数(整数関数)は、指定された数値を下方向へ丸めて、
最も近い整数を返すExcelの関数です。
この関数は小数点以下を切り捨てるために用いられます。
INT(数値)
- 数値: 整数に丸めたい対象の数値です。
2. INT関数の基本的な使い方
例1: 単純な小数点以下の切り捨て
数値3.7を整数に丸めたい場合、以下の式を使用します。
=INT(3.7)
この関数を実行すると、結果は「3」と表示されます。
3.7の小数点以下が切り捨てられるためです。
例2: 負の数の丸め
負の数を扱う場合、INT関数は依然として下方向に丸めます。
例えば-3.7を丸めると、
=INT(-3.7)
結果は「-4」となります。これは-3.7より小さく最も近い整数が-4だからです。
3. INT関数の応用例
応用例1: 年齢計算
生年月日から現在の年齢を計算する場合、
INT関数を使って日数を年単位に変換することができます。
=INT((TODAY() - DATE(1990, 1, 1)) / 365)
この式は、1990年1月1日生まれの人の現在の年齢を返します。
応用例2: 在庫のロットサイズ計算
製品をロットサイズごとに管理する際、
INT関数を使用して必要なロット数を計算します。
例えば、1ロット10個で95個の商品が必要な場合、
=INT(95 / 10) + 1
この計算で必要なロット数を10に丸め、
追加の1ロットを加算して合計10ロットが必要です。
4. VBAでのINT関数の使用
Excelマクロ(VBA)内でもINT関数を使用して数値を整数に丸めることが可能です。
Sub UseIntFunction()
Dim roundedValue As Integer
roundedValue = Int(8.9)
MsgBox "整数に丸めた値は " & roundedValue & " です。"
End Sub
このスクリプトは8.9を整数に丸め、結果をメッセージボックスで表示します。
記事のまとめ
INT関数は、小数点以下を切り捨てて整数を求める際に非常に役立つツールです。
日々の業務やデータ分析、学術研究などでこの関数を活用し、
より効率的なデータ処理を実現しましょう!
これからも一緒に学んでいきましょう!