【初心者向け】Excel関数「ROUNDDOWN関数」について超簡単解説！

こんにちは！今日はExcelで数値を切り捨てて丸める
「ROUNDDOWN関数」に焦点を当て、その使い方と
応用例をわかりやすく解説します。
この関数は、特定の桁数で数値を下方向に丸めるために使われ、
金融分析や科学計算などで非常に便利です。

1. ROUNDDOWN関数とは？

ROUNDDOWN関数は、指定された桁数で数値を切り捨てるExcelの関数です。
この関数はROUND関数に似ていますが、
ROUNDDOWNは常に下方向に丸める点が異なります。

ROUNDDOWN(数値, 桁数)

• 数値: 丸める対象の数値です。
• 桁数: どの桁数で切り捨てるかを指定します。
  正の数は小数点以下、0は整数部、負の数は整数部の左側の桁です。

2. ROUNDDOWN関数の基本的な使い方

例1: 小数点以下の切り捨て

数値3.141592を小数点以下2桁で切り捨てたい場合、
以下の式を使用します。

=ROUNDDOWN(3.141592, 2)

この関数を実行すると、結果は「3.14」と表示されます。

例2: 整数部の切り捨て

数値12345を百の位で切り捨てるには、桁数に-2を指定します。

=ROUNDDOWN(12345, -2)

これにより、結果は「12300」と表示されます。

3. ROUNDDOWN関数の応用例

応用例1: 金額の単位調整

財務報告で金額を千円単位で表示したい場合、
ROUNDDOWN関数を用いて調整します。

=ROUNDDOWN(198765, -3)




この式では198,765円を千円単位で切り捨て、198,000円として表示します。

応用例2: 在庫単位の丸め

在庫数を10単位で管理したい場合にもROUNDDOWNを使用します。

=ROUNDDOWN(537, -1)

この場合、537を10単位で切り捨て、530として処理します。

4. VBAでのROUNDDOWN関数の使用

Excelのマクロ（VBA）を使用して、ROUNDDOWN関数を
プログラム内で利用することもできます。

Sub UseRoundDown()
    Dim roundedValue As Double
    roundedValue = Application.WorksheetFunction.RoundDown(123.456, 1)
    MsgBox "切り捨て後の値は " & roundedValue & " です。"
End Sub

このスクリプトは123.456を小数点以下1桁で切り捨て、
その結果をメッセージボックスで表示します。

記事のまとめ

ROUNDDOWN関数は、特定の桁数で数値を切り捨てる際に非常に便利です。
この関数を使いこなすことで、金融、会計、在庫管理など多くの場面で
データの扱いをより柔軟に、そして正確に行うことができます。
Excelの多様な機能を活用して、より効果的なデータ処理を目指しましょう！