こんにちは!Excelを使って業務や学習を効率化したい方々、
特にExcel初心者の方々へ向けて、今回はExcelの便利な関数の一つである
「CHAR関数」について解説します。
この関数をマスターすることで、あなたのExcelスキルが
さらに向上すること間違いなしです!
今回は「CHAR関数」について
初心者でも理解できる様に
簡単に解説します!
目次
1. CHAR関数とは?
CHAR関数(キャラクター関数)は、
指定したコード番号に対応する文字を返す関数です。
この関数は、ASCII(アスキー:アメリカ標準コード情報交換)
コードやUnicode(ユニコード:世界中のほぼ全ての文字を
一つの文字セットで表現するコード)を使用して、
特定の文字を簡単にセルに表示させることができます。
CHAR(番号)
- 番号: 文字に対応するコード番号を指定します。
2. CHAR関数の基本的な使い方
例1: 改行文字の挿入
Excelでセル内に改行を入れたい場合には、
CHAR関数の10番(改行コード)を使います。
="こんにちは" & CHAR(10) & "さようなら"
この式をセルに入力すると、
「こんにちは」と「さようなら」が改行されて表示されます。
例2: 特殊記号の表示
CHAR関数を使って、特定の特殊記号を表示させることも可能です。
例えば、チェックマーク(✓)はCHAR(252)で表示できます
(※フォントが「Wingdings」の場合)。
=CHAR(252)
3. CHAR関数の応用例
応用例1: 自動リストの作成
Excelでリストや表を整理する際に、
項目の前にチェックマークを自動で挿入することができます。
=CHAR(252) & " 完了"
この式をリストの各行に適用することで、
視覚的にも分かりやすい文書を作成することができます。
応用例2: データの装飾
データをプレゼンテーションやレポートに使用する際、
CHAR関数を利用してデータの見栄えを良くすることができます。
例えば、セルのデータの前後に括弧を付けたい場合は次のようにします。
=CHAR(40) & "データ" & CHAR(41)
これで、データが「(データ)」の形で表示されます。
4. VBAでのCHAR関数の使用
Excelのマクロ(VBA)でCHAR関数を使うことも可能です。
以下はVBAで特定の文字を含むメッセージを表示する簡単な例です。
Sub ShowMessage()
MsgBox "処理が完了しました" & vbCrLf & "結果を確認してください。" & vbCrLf & "ありがとうございました。" & vbCrLf & CHAR(252)
End Sub
このスクリプトは、「処理が完了しました」というメッセージと共に、
改行とチェックマークを表示します。
5. 記事のまとめ
CHAR関数はそのシンプルさから見過ごされがちですが、
日々の業務やデータ処理において非常に役立つ関数です。
この記事を通じて、CHAR関数の基本的な使い方から
応用技術まで理解し、Excelでの作業効率を一層向上させてください。
これからも一緒に学んでいきましょう!