【初心者向け】Excel関数「REPT関数」について超簡単解説！

Excelの多様な機能の中でも特に「REPT関数」は、
シンプルだけれども非常に便利な機能を持っています。
この記事では、ExcelのREPT関数について
初心者の方でも簡単に理解できるように、丁寧に解説していきます。

1. REPT関数とは？

REPT関数は、指定した文字列を指定した
回数だけ繰り返して表示する関数です。
この関数の基本的な形式は次のようになります。

REPT(テキスト, 繰り返す回数)

• テキスト: 繰り返したい文字列を指定します。
• 繰り返す回数: 文字列を何回繰り返すかの数を指定します。

2. REPT関数の基本的な使い方

例1: 文字の繰り返し

たとえば、「A」という文字を5回繰り返したい場合は、
以下のように書きます。

=REPT("A", 5)

この式をセルに入力すると、セルには「AAAAA」と表示されます。

例2: 複数文字の繰り返し

「Excel」という文字列を3回繰り返したい場合は、

=REPT("Excel", 3)

この場合、セルには「ExcelExcelExcel」と表示されます。

3. REPT関数の応用例

応用例1: グラフィック表示の作成

REPT関数を使って、簡易的な棒グラフを作成することができます。
例えば、商品の売上を視覚的に示すために、以下のように使用できます。

=REPT("■", B2/10)

この式では、セルB2に記載されている数値を
10で割った数だけ「■」を表示します。
数値が大きいほど多くの「■」が表示されるため、
直感的に数値の大小が把握できます。

応用例2: テキストの整形

REPT関数を使用して、レポートやプレゼンテーション用の資料において、
見出しの下に区切り線を入れる場合などにも利用できます。
例えば、次のように使用します。

=REPT("-", 20)

これにより、20個のハイフンが連続して表示され、
キストの区切りとして機能します。

4. VBAでのREPT関数の使用

Excelのマクロ（VBA）内でもREPT関数を活用することができます。
以下はVBAコードでの使用例です。

Sub RepeatText()
    Dim RepeatText As String
    RepeatText = Application.WorksheetFunction.Rept("Excel ", 5)
    MsgBox RepeatText
End Sub

このスクリプトは、「Excel 」という文字列を5回繰り返し、
それをメッセージボックスで表示するものです。

5. 記事のまとめ

今回は、ExcelのREPT関数について基本から応用まで詳しく解説しました。
この関数は、文字列の繰り返しを行うだけでなく、
データの視覚化や文書の整形にも利用できるため、
多方面での活用が期待できます。
Excelを使った作業をもっと効率的で楽しいものにするために、
ぜひREPT関数を活用してみてください。